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『経済丸わかり〜公認会計士が教える使える知識』
2013/10/11
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こんにちは。
アカウンティング・インテリジェンスの望月実です。
今回は、日本ではあまり馴染みがないようですが、
ヨーロッパなどで注目されている「統合報告」という、
新しいディスクロージャーの流れを紹介したいと思います。
最初に、なぜ統合報告が注目されるようになったかを説明します。
企業は投資家が企業価値を評価するための情報として、
決算書などの財務情報を提供していましたが、
投資家は企業の価値を評価するためには財務情報だけでは足りないと考え、
企業のリスクやCSRなどの非財務情報を要求するようになりました。
この要求を受けて企業が多くの非財務情報を提供するようになると、
今度は情報が多すぎて、どの情報が企業価値と密接に結びついているかが
分かりにくいという問題が発生するようになりました。
そこで、投資家は企業の財務情報と非財務情報の中から重要な部分を抜粋し、
企業価値を高めるための戦略、ガバナンス、業績、業績見込みを簡潔に報告するという
統合報告を要求するようになりました。
言葉を変えれば統合報告というのは、
企業の全体像を分かりやすく簡潔に報告することであり、
日本では現在、武田薬品とローソンが統合報告に力を入れています。
ローソンの統合報告書では、ローソンのビジネスモデルや企業戦略などが紹介されており、
ローソンが現在どのようなビジネスをしていて、今後どうなっていくかが分かりやすく説明されています。
興味のある方は、下記のホームページからご覧下さい。
ローソン統合報告書2013
http://www.lawson.co.jp/company/ir/library/annual_report.html
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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