『経済丸わかり〜公認会計士が教える使える知識』
Vol.38 2006/11/8
1.日本はアルゼンチンを笑えるか(3)
2.走りながら考える仕事術
3.メルマガ紹介
4.編集後記(ドラッカー学会 )
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こんにちは。
アカウンティング・インテリジェンスの望月です。
最近は天気もよく過ごしやすい日が続きますが
いかがお過ごしでしょうか。
さて、バブル崩壊後の景気対策のために、
政府は国債を大量に発行し、
その残高は平成18年3月末現在で約670兆円になりました。
膨れあがった国債はいったいどのように返済されるのでしょうか?
そこで今回は国債の返済方法についてお話しします。
1.◆◆◆日本はアルゼンチンを笑えるか(3)◆◆◆
国債には短期国債、中期国債(2年、5年)、
長期国債(10年)、超長期国債(15年、20年、30年)などがあります。
私も最近までは長期国債であれば償還期限は10年なので、
国が借りたお金は10年後に返済されるものだと思っていました。
実は、国債は償還期限で全額が返済されるのではなく、
返済が終了するまでに60年もかかります。
例えば、ある年に長期国債(10年)を600億円発行したとします。
10年後の償還期限にはその6分の1である、
100億円を現金で償還し、残りの500億円は借換債を発行します。
その後は発行後20年、30年、40年、50年、60年後に100億円ずつ
償還することによって60年後にはすべて返済されることになります。
これを「60年償還ルール」といいます。
60年の根拠としては、国債を財源として公共工事を行った場合の
建物などの構築物が60年位は有効に使えるだろうという
見積もりからきているようです。
ちなみに平成18年度の国家予算の歳出に含まれる
国債費18兆7,616億円となっています。
国家予算の中の国債費には、
上記の現金で償還する部分と国債の利子の支払が含まれていますが、
国債の借換部分は含まれていません。
それでは同じ平成18年度に、いくらの借換債が発行されたのでしょうか?
平成18年度に発行される借換債の金額は約108兆円となっており、
国家予算の中の国債費の約6倍です。
平成18年度の国家予算では新規国債の発行額が5年ぶりに
30兆円を切ったと宣伝されましたが、
借換債及び財投債を合わせた国債の発行額は165兆円にもなります。
発行した国債は誰かが引き受けなければなりません。
現在は民間の金融機関や郵貯などの公的部門が
全額引き受けていますが、
今後の大量発行が見込まれる状況の下では、
国債の安定的な引受先を確保する必要があります。
そのため、財務省は諸外国と比較して相対的に低い個人
(個人向け国債)や
海外の投資家に対して積極的にPRを行っています。
政府は歳出削減などを行うことにより、
2010年代にはプライマリーバランスをプラスにすることを目指していますが、
約670兆円にものぼる国債を返済するのはかなり難しいようです。
参考文献:日本国債ガイドブック(財務省HPより)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/kanko.htm
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バックナンバーは、こちらからご覧になれます。
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2.走りながら考える仕事術
http://www.senpaik.jp/
11月8日にメルマガコンサルタントとして活躍している
平野さんが「走りながら考える仕事術」を出版します。
発売に先立って先日原稿を読ませていただきました。
原稿を読んでいる内に「そっか!こうすればもっと効率よく
仕事ができたのか。」
というような気づきがたくさんありました。
ちなみに「走りながら考える仕事術」の初版を購入すると
スペシャルボーナスとして、天才マーケッター金森重樹さんと
平野さんとの対談CDがもれなくもらえます。
私もCDが欲しかったので、先ほどアマゾンで購入しました。
アマゾンでの発売日は11月9日になっていますが、
既に予約注文は可能ですのでCDが欲しい方は、
すぐに申し込まれることをお薦めします。
走りながら考える仕事術キャンペーンページ
http://www.senpaik.jp/
(私も仕事術を読んだ感想を書かせていただいています。
写真付きなので、すこし恥ずかしいのですが・・・)
3.メルマガ紹介
今回は4誌を紹介させていただきます。
(1)留学・英語学習サポートメルマガ「1日1分!留学への英語」
http://www.mag2.com/m/0000139249.html
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▼留学・英語学習サポートメルマガ「1日1分!留学への英語」▼
http://www.mag2.com/m/0000139249.html
(2)『欧州経済新聞』
http://www.mag2.com/m/0000157476.html
一般紙の国際面に、物足りなさを感じたことはありませんか?
EU専門紙『欧州経済新聞』なら、世界最大のヨーロッパ単一経済
市場の政治経済ニュースも、ばっちりフォローできます。現地直
送ですので、日本の新聞には出てこないレアな情報も満載です!
『欧州経済新聞』はこちらから:
http://www.oushu.net/
メール版も、なんと無料で購読できます!
http://www.mag2.com/m/0000157476.html
(3)「人事制度は社員を成長させる仕組み」
http://www.mag2.com/m/0000111865.htm
人事制度は賃金を決めるためだけの制度ではなく、
上手く使えば「人事制度は社員を成長させる仕組み」に
することができます。
このメルマガを読むと、
正しい人事制度づくりや運用の仕方がわかります。(望月)
http://www.mag2.com/m/0000111865.htm
(4)『 日 本 の 人 事 部 』
http://jinjibu.jp/mag/index.php
会社は人が集まって、新しい価値を生み出す器のようなものです。
人事制度によって、隠されていた社員の力を引き出すこともあれば、
逆にやる気を失いせっかくの能力を埋もれさせてしまうこともあります。
『日本の人事部』を読むと、現在日本で行われている人事制度には
どのような課題があり、どのように解決していけば良いかの
ヒントとなる情報を入手できます。(望月)
「部下が育たない!」「人材採用がうまくいかない!」「成果主義って?」
そんな疑問にお答えするサイト 【会社を伸ばす人事・労務ナビ】
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4.編集後記( ドラッカー学会 )
先日、丸善で行われた翻訳者の上田惇生さんの
『ドラッカー入門』http://ac-intelligence.jp/int/0035/
の出版記念講演会に行ってきました。
「明日を支配するもの」http://ac-intelligence.jp/int/0036/
を8年前に読んでから
ドラッカー氏の著作(上田惇生さんの翻訳)に心酔しています。
「プロフェッショナルの条件〜いかに成果をあげ、成長するか 」
http://ac-intelligence.jp/int/0034/ を読んだことが
現在の私の仕事をしていく上でのベースになっています。
実は私が本を書こうと思ったきっかけは、
ドラッカー氏の著作を読んで影響を受けたからです。
講演会の後にその旨を上田惇生さんにお話ししたところ
「へー。面白いね。ぜひ、ドラッカー学会にも入りなよ。」
と言っていただいたので、早速ドラッカー学会に入会しました。
http://drucker-ws.org/
(ドラッカー学会の入会申し込みのHPには推薦者の名前を
書く欄があります。
このメルマガを見て入会を希望される方は「望月 実」と書いて下さい。)
11月19日に早稲田大学で開かれる
「ドラッカー学会第1回大会および懇親会」に出席する予定です。
http://drucker-ws.org/convention.htm
もし学会に参加される方がいらっしゃったら、
声を掛けていただけると嬉しいです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
このメールマガジンが少しでもお役に立てば嬉しいです。
このメルマガに返信すれば私に届くようになってますので、
感想等をお送り下さい。
それでは、今日が皆様にとって、よい一日となりますように。
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出版化決定!
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ありがとうございます!
7月9日(日)までキャンペーンを延長します
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