効率良く簿記をマスターするには、簿記を会計と一緒に学ぶことが大切です
     

 

 

『経済と経営と会計がよく分かるメールマガジン』 
                   Vol.7 2005/7/1

簿記を会計と一緒に学ぶと、使える会計と簿記をマスターできます

1.ROEが高い会社は良い会社か?(クイズの答)
2.このメルマガが誕生するきっかけ
3.メルマガ紹介
4.編集後記(私のホームページからアンケートを
         送って下さった方は必ずご覧下さい。)
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●このメルマガの内容は・・・

自分の頭で考えようとすることが、
スキルアップをしていく上で一番大切なことですよね。

なぜなら、自分の頭で考えながら覚えたことは、
必要な時にすぐ使えるからです。

そこで、このメルマガのテーマは具体的な一つの答え(知識)を
説明するだけではなく、一つの事実(常識)を複数の観点から
見て何かに気づいていただくというものです。

このようなメルマガですが、
今後もお付き合いしていただければ嬉しいです。

バックナンバーは、こちらからご覧になれます。

http://ac-intelligence.jp/mainpage/meilmagazine1.htm

■登録・配信停止はこちらから

http://www.mag2.com/m/0000153671.html
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こんにちは。
アカウンティング・インテリジェンスの望月です。

前回のメルマガでROEを高くするには、

1.ブランド構築による商品単価のアップ
2.リストラ

などを行うことによって利益を増やす以外に、
どのような方法があるでしょうかというクイズを出させていただきました。

今回はその解答編となります。

偶然その答えは、6月29日の日本経済新聞「第2部」に載っていました。

それでは、答えを説明させていただきます。



1.◆◆◆ROEが高い会社は良い会社か?(クイズの答)◆◆◆



自己資本10億円、当期純利1億円の企業のROEは

ROE=当期純利益÷自己資本=1億円÷10億円=10%となります。


この企業のROEの数字を大きくするためには、次の2つの方法があります。


(1)分子である「当期純利益」を大きくする。

当期純利益を大きくする方法として、
過去のメルマガで次の方法を説明させていただきました。

1.ブランド構築による商品単価のアップ
2.リストラ



(2)分母である自己資本を小さくする。

分子である当期純利益の数字が一緒でも、
分母である自己資本の数字が小さくなればROEは大きくなります。

これが、今回のクイズの答えです。

自己資本を小さくする方法としては、次のような方法が考えられます。


1.自己株式を取得する。

自己株式を5億円取得すると、自己資本の金額が10億円から
5億円に減少します。その場合のROEは、

ROE=当期純利益÷自己資本=1億円÷5億円=20%となります。


2.配当金額を増やす

自己資本から株主に5億円を配当すると、自己資本の金額が10億円から
5億円に減少します。その場合のROEは、

ROE=当期純利益÷自己資本=1億円÷5億円=20%となります。

但し、自己株式を取得したり、配当する金額は配当可能限度額が上限となります。
配当可能限度額とは、自己資本から資本金等の配当してはいけないと
決められている金額を差し引いて計算することになります。

上記の説例では、配当可能限度額が5億円以上あったと仮定しています。


実際には上記の説例の数字ほど、
多額の自己株式の取得や配当を行うことはあまりないと思いますが、
説例を分かりやすくするために数字を大きくしています。


ROEを増加(株主価値の向上)させるためには、
分子の利益を増やすという方法以外にも、
分母を減らすという方法があるということをご理解いただけたでしょうか。



村上世彰氏が率いる株式会社M&Aコンサルティングの
6月23日発表のプレスリリースにおいて、
株主総会の議決権行使における基本的な考え方として、
次のように記載されていました。


(1)コアビジネスに経営資源を集中させ、
その取り組み状況と展望を株主に明確に説明する。

(2) 本業の事業計画上、余剰となる資金がある場合、
株価水準が低くPBR1倍未満であるならば、
自己株取得を積極的に行うことにより株主価値向上を図り、
株価がある程度の水準にあれば配当によって株主に還元する。


原文をご覧になりたい方はこちらからダウンロードできます。

http://www.maconsulting.co.jp/page_j/press2005_1.html



村上氏の言動をマスコミ報道から見ると、
過激な意見のように聞こえますが、実際にホームページの内容を
読ませていただくと「株主価値の向上」に向かって筋の通った
行動をされていると感じます。




さて、次回のメルマガでは会計スキャンダルで話題となった、
エンロンについて取り上げる予定です。

色々な切り口があると思いますが、エンロン問題で話題となった
401K(確定拠出年金)について説明させていただきます。

題して「エンロン問題は年金問題?」です。

008エンロン問題は年金問題?(1)

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分析していますので、事実を保証するものではありません。

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