簿記を会計と一緒に学ぶと、使える会計と簿記をマスターできます
     

『経済と経営と会計がよく分かるメールマガジン』 
                  Vol.16 2005/9/10

簿記を会計と一緒に学ぶと、使える会計と簿記をマスターできます

2.日経でマスター!使える財務分析 
3.メルマガ紹介
4.編集後記

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2.日経でマスター!使える財務分析

http://www.mag2.com/m/0000133281.html


会計をマスターすると、経済のニュースがよく分かるようになると言われていますが、
実際にはどのように変わるのでしょうか。

そこで同じ経済のニュースから入手できる情報が、
会計知識を身につける前と後でどのように変わるか日経新聞の記事を例に説明します。

なんか、ダイエット商品の使用前、使用後の比較のようですね(笑)


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  ●横河電 4-6月 経常赤字14億円 (日経 2005.7.27 17面)

  「横河電機が26日発表した2005年4−6月期の連結業績は
   経常損益が14億円の赤字(前年同期は14億円の黒字)だった。
   半導体テスターの販売が落ち込み、制御事業の伸びで補えなかった。
   2006年3月期通期の業績見通しは変更しなかった。 
   売上高は前年同期比7%減の709億円。

             :(中略)

   特別損失に固定資産の減損損失を約30億円計上し、
   最終損益は56億円の赤字(同3億円の黒字)となった。」

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…このような、何気ない企業財務に関連する情報を目にした瞬間においても、
会計の素養がある人と会計の素養がない人では、その理解度に大きな差が生じます。


×会計的な判断力が不足している人の感じ方の一例

ふーん。第一四半期(4−6月)は、14億円とか56億円とか、
どうやら出だしとしては赤字の決算になってしまったようだな。

経常損益と最終損益の違いは良くわからないけど、
要するに、「通期の業績見通しは変更しなかった。」ということだから、
この間の決算発表で予想した年度ベースの利益150億円の予測は、
変わらないということで、安心したよ。



◎ 会計の素養がある人の感じ方の一例

なるほど。前年から7%程度の売上減少があったわけだ。
で、経常利益が去年の黒字14億円から赤字の14億円と
28億円の減少になるわけだね…

最終損益(純利益)は、前年度と比較して59億円減少しているけど、
その中の30億円は特別損失に計上されている固定資産の減損損失だから
経常的な収益には影響を与えないということか。


第一四半期に、いきなり▲56億円(赤字)も損失を出しておいて、
今年の年度末の予想純利益の150億円を達成できるのだろうか。

150億円の利益を達成するには、残りの9ヶ月で、
(150+56=)216億円の利益を上げないといけないな。

そういえば、この間の決算で発表された予想売上高4000億円と予想純
利益150億円の比率(売上高純利益率)が3.75%だから、
のこり9ヶ月で216億円の利益をあげるためには・・・・

216億円÷3.75%=5,760億円の売上が必要か。

当初の業績予測がそもそも12ヶ月で4,000億円だから、
売上で利益の落ち込みをカバーするのは無理だな。
 
決算間近になったら、手持ちの株や設備を売却して利益を計上することによって
業績予想の下方修正を回避するのかなあ。
あるいは、「決算間際の業績下方修正」も、可能性としては大いに考えられるな。

     
…いかがでしょうか?

同じ新聞記事を見ていても、会計知識を身につけて感覚の鋭くなった人と、依然として問題意識の低い人とでは、
その背景を読む力や、将来の予測力に大きな差が出てきます。


せっかくですので、あなたも会計をマスターして感覚の鋭い人になりませんか?

上記のような分析能力を身につけると、今まで以上に世の中で起こっていることを理解できるようになり、スキルアップにつながります。

「日経でマスター!使える財務分析」
http://www.mag2.com/m/0000133281.html


このメルマガは、日経新聞記事と関連付けて財務分析を説明していますので
経済のニュースを理解しながら財務分析をマスターすることができます。

とは言っても、特に難しいわけではなく、
現在は2万人もの方に楽しく読まれています。

このメルマガを発行している柴山さんは、私と同じ公認会計士の方なのですが、
起業家精神を持っていて、次々と面白いビジネスにチャレンジされています。

プロの私の目からみても、
本当にお勧めできるメールマガジンです。

「日経でマスター!使える財務分析」
http://www.mag2.com/m/0000133281.html


3.◆◆◆メルマガ紹介◆◆◆


今回は2誌を紹介させていただきます。


(1)「 一日一文らくらく中国語」

http://www.mag2.com/m/0000030797.htm


中国の経済成長を考えると、今後は英語よりも中国語をマスターした方が
ビジネスで有利になるかもしれません。

とはいっても語学を急にマスターするのは難しいので、
今から少しずつ中国語を学んではいかがですか。

ちなみにこのメルマガを発行しているmiaoさんの
ホームページのパンダは、パンダらしからぬ動きをしています。
一度ご覧になってみて下さい。(望月)


http://mmiao.at.infoseek.co.jp/ch-town.html


━━━━━━<< 10億人と話せるようになりませんか? >>━━━━━━

『英語が話せれば1億人と話せる』
でも実は、その10倍の10億人と話せる方法がありました。w(゜0゜w

それは、、、『中国語を学ぶこと!』

無理なく無料で、中国語や知識を学べるのが、コレです↓
初心者も達人も気軽に読んでる、サブカテゴリーNo1メルマガ。

  一日一文らくらく中国語 → http://www.mag2.com/m/0000030797.htm
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(2)「毎朝1分。今朝の新聞 国際・海外面のポイント解説」

    http://www.mag2.com/m/0000141273.htm


−あなたは、新聞の「国際・海外面」に目を通していますか?−

「国際情勢」や「世界情勢を」は難しく感じてしまうので
つい読み飛ばしてしまいがちですよね。

このメルマガは海外・国際ニュースをやさしく解説しているだけではなく、
関連の話題を常識クイズや世界のトリビアという形式で紹介しているので
楽しみながら知識をつけることができます。

良質なメルマガですので、ぜひ一度ご覧になって下さい。



毎朝1つ、これだけは知っておきたい国際/海外ニュースの
要点を、世界の常識クイズとトリビアをおりまぜて、基本から
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読むだけで楽しく自然に国際通に! 
「毎朝1分。今朝の新聞 国際・海外面のポイント解説」
→ http://www.mag2.com/m/0000141273.htm



私のメルマガと相互紹介を考えている方や、
約4ヶ月の間に このメルマガ読者を185名から6,800名に
増やした方法に興味のある方は私のホームページの
「相互紹介のガイドライン」をご覧下さい。

http://ac-intelligence.jp/mailmagazine/sogo/s001.htm


4.◆◆◆編集後記◆◆◆



郵政民営化シリーズは、いかがだったでしょうか。


最後に明確な結論を出すことができなかったので、
すっきりとした終わり方ではなかったですね。


たくさんの利害が対立するため、
政治というものは難しいものだと感じています。


それだからこそ「郵政民営化」については、
信頼できる数字に基づいて、きちんと議論する必要があるのではないでしょうか。





最後まで読んでいただいてありがとうございました。
このメールマガジンが少しでもお役に立てば嬉しいです。

このメルマガに返信すれば私に届くようになってますので、
感想等をお送り下さい。

それでは、今日が皆様にとって、よい一日となりますように。


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発行者  望月 実(公認会計士)
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〜楽しく会計と簿記を学べるサイトです〜
URL http://ac-intelligence.jp/
E-mail minoru@ac-intelligence.jp

■登録・配信停止はこちらから

http://www.mag2.com/m/0000153671.html

(配信停止される方へ)
せっかく登録していただいたのに、ご期待に応えることができず
申しわけありませんでした。
今まで読んでいただいてありがとうございました。



このメルマガの内容は、経済のニュース等を私見に基づいて
分析していますので、事実を保証するものではありません。

当メールにより生じる損害等について責任は一切負いません。
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