簿記を会計と一緒に学ぶと、使える会計と簿記をマスターできます
     

『経済と経営と会計がよく分かるメールマガジン』 
                  Vol.19 2005/10/25

簿記を会計と一緒に学ぶと、使える会計と簿記をマスターできます

1.小さな政府に向かって(2)
2.精神科医が見たスターウォーズ
3.メルマガ紹介
4.編集後記(人生は数式で考えるとうまくいく)

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こんにちは。
アカウンティング・インテリジェンスの望月です。


10月14日に政府の郵政民営化関連法が参院本会議で自民、
公明両党の賛成多数で可決、成立しました。


そのためだと思いますが、
最近も私のメルマガで取り扱っていた
「郵政民営化の記事はどこで読めるのですか」
というメールをいただきました。


そこで過去のメルマガの中の郵政民営化の記事の部分をピックアップして、
「すっきり分かる 郵政民営化」という無料レポートを作成しました。

まだ読まれてない方や、もう一度頭の整理のために読みたいと
思われる方はぜひ、ご覧になって下さい。


http://tinyurl.com/7lxlg


なお、申し込みフォームに『「すっきり分かる 郵政民営化」
をお申込の方は「経済と経営と会計がよく分かるメールマガジン」を
代理登録させていただきます』と書いてありますが、
既にご登録の方は二重登録になることはありませんので、ご安心下さい。



また、次のページには有料でもおかしくない、
濃密な無料レポートがあります。

ぜひ、ご覧になって下さい。


http://egoods.holy.jp/report/report.html





1.◆◆◆小さな政府に向かって(2)◆◆◆



10月22日の日本経済新聞に31項目の特別会計の中で、
自動車検査登録や登記、特許、労働保険など13項目については
市場化テストを通じた民間委託を検討しはじめたという記事がありました。



公共サービスのコストを下げるために、
官から民へ業務の委託が検討されていますが、
なぜ、民は官より低いコストでサービスが提供できるのでしょうか?


公務員はあまり働かないという声も聞かれますが、
私はそれよりも組織の目標に原因があるのではないかと思います。


そこで、今回は組織の目標をテーマに
官は民よりなぜコスト高になるかを考えてみたいと思います。


官でも民でもサービスを提供するために、
コスト計算を行って予算を作成し、
それに従って行動するところは同じです。


しかし、その後の評価基準が異なってきます。
民間企業の目標は利益の追求です。


利益は収益からコストを差し引いて求められますので、
利益の金額を増やすためにコストを削減しようという
インセンティブが生まれます。


そして、利益が増加すると社員の給料も増えるため
一人一人の社員にコストを削減しようという意識が生まれます。




これに対して官の目標はあまり明確な定義はありませんが、
国民生活の安全を守ることや福祉などと通じて、
国民の生活の満足度を向上させることだと思います。



例えば道路(建物)を造ることによって、
国民生活の利便性が向上し、生活の満足度は上がります。

それでは、さらに国民の満足度を上げるためには
どうすれば良いでしょうか?


通常はより多くのコストをかけて、
より多くのサービスを提供するという
自己増殖の方向へ進んでいきます。


また、官の場合は民間企業とは逆に当初に決まった
予算を消化することにインセンティブが働きます。


予算を消化しないことによって
来年度の予算が削減されることを防ぐために、
毎年3月頃になると道路工事等を行って
余った予算を消化しているような気がします。


また、当初の予算よりコストを削減することによって
公務員の給料が上がったという話は聞いたことがありません。



つまり、民の組織では利益が評価基準であるため
コストを削減するインセンティブが生まれます。


これに対して官の組織では、評価基準が
「国民の満足度」を向上させるというものなので、
コストをかけて拡大していくというインセンティブが生まれます。

このあたりが、官が民よりコスト高になる本当の理由です。



なお。今後市場化テストによって、
公共サービスが少しずつ民間委託されていきますが
今より質が落ちることはないような気がします。


JRやNTTも国営のころよりも現在の方が提供しているサービスや
接客態度もよくなりましたし。



そのように考えると確かに国防などの官が行うべき
一部のサービスを除いて民間委託するのは合理的ですね。


さて、官がサービスを行うためのお金の流れには
一般会計や特別会計等がありますが、
言葉は知っていても内容はあまり伝わってこないですよね。


そこで次回からは、そのあたりについて
説明していきたいと思います。




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ナポレオン・ヒルは成功哲学の第一人者として有名ですが、
彼の成功哲学がどのように創られたかご存じでしょうか?

ナポレオン・ヒルの成功哲学は鉄鋼王として有名な
アンドリュー・カーネギーが、成功者の資質を持った500名を
ナポレオン・ヒルに紹介するところから始まりました。


500名の中にはエジソン、フォード、ロックフェラー、ライト兄弟など
歴史に名を残した人も数多く含まれていましたが、
紹介された時点では有名ではない人も多かったとのことです。


彼らが成功する過程をみながら、
成功者に共通する性質をまとめたのが
ナポレオン・ヒルの成功哲学だったのです。


書店でナポレオン・ヒルの書籍を見て、
興味を持った方も多かったのではないでしょうか。

実は私もその一人です。(笑)

そんな方に耳よりの情報があります。

なんと、今ならナポレオン・ヒルの成功哲学を
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実際に私も読んでみましたが、とてもわかりやすく
いくつかの新しい気づきがありました。



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